前職は寝具・カバー類などを手掛ける、ホームファブリックメーカーのデザイナー。動物の図柄を活かしたデザインを得意としていたが、「もっと自分発信で提案できるデザインの仕事に就きたい」と考え、フタバ株式会社へ入社。現在は商品企画チームで、箔押しブランド『ROKKAKU』の企画や、グラフィックデザインを担う。

一人ひとりの「やってみたい」が
フタバの歴史になる
営業
interview
インタビュー
(企画部)
Product Planning
前職は寝具・カバー類などを手掛ける、ホームファブリックメーカーのデザイナー。動物の図柄を活かしたデザインを得意としていたが、「もっと自分発信で提案できるデザインの仕事に就きたい」と考え、フタバ株式会社へ入社。現在は商品企画チームで、箔押しブランド『ROKKAKU』の企画や、グラフィックデザインを担う。
転職してきてから、いい意味で “仕事人間” になった気がします。商品企画の仕事って、提案機会の多さが面白さに直結すると思うんですが、フタバはそのチャンスが多い会社なので、考えるのがすごく楽しくて。企画担当者一人ひとりの感性をポジティブに受け止めてもらえますし、売れると思う根拠がきちんと揃っていれば、「よし!やってみよう」と言ってもらえる環境なんです。
私が企画を担当した、猫ちゃんをモチーフとした箔押しステーショナリーシリーズ『Cat Art Collection (キャットアートコレクション)』も、まさにその一つ。展示会やSNSで作品をお見掛けして以来、ずっと気になっていた作家さんへ「弊社とコラボしていただけませんか?」とメッセージを送り、商品化に至っています。作家さんの作風や世界観と、猫という普遍的な魅力を持つアイコン、そして『ROKKAKU』の繊細な箔押し技術がぴったり合い、展示即売会では老若男女幅広いお客様にご購入いただけました。
裏話をお伝えすると、実はこのシリーズのモデルとなった猫ちゃんたちは、みんなウチの子なんです!売場で「可愛いね」と褒めてくださるお客様の反応が嬉しくて、1匹ずつ名前をお伝えしたいくらいでした。
売れるものを企画しなければいけない立場なので、難しいと感じることも勿論あります。例えば、素材となるイラストを自分で描く場合は、どこまでこだわるかも考えるべきなんです。もう少し描き込めるけど、それをやってしまったら、展示即売会などの期日に間に合わない…という場合は、どこかで折り合いをつけることも必要です。また、売れると信じて作ったものが厳しい結果を迎えた時は、その現実と向き合い、反響を分析して、次回以降の企画に活かさなければいけません。
でも、そういう難しさがあるからこそ、ヒット作を生み出せた時の嬉しさも際立つと思うんです。私がいま力を入れているのは、この喜びを後輩が体感できるようサポートすること。どんな商品なら世の中に受け入れてもらえるかを、トレンドや自身の経験を元に言語化し伝えていくことで、個々のメンバーがこの仕事を楽しめるよう支えていきたいと考えています。